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日本酒に時間価値を。刻SAKE協会の新提案

2022年2月17日(木)、メムズ東京オートグラフコレクションで開催された、熟成酒による日本酒付加価値を目指す刻SAKE協会による熟成基準と新提案発表会に参加してきました。

一般社団法人 刻SAKE協会 (以下刻SAKE協会)は、独立行政法人 酒類総合研究所と連携し、熟成酒の定義や知見を体系化しています。また同協会顧問の輿水氏によるウイスキー樽後熟限定企画酒の開発も手掛けています。かつて日本酒の熟成価値が認められた時代もありましたが、とても残念な事に、近代の税政策で廃れてしまいました。今回の限定企画酒の発売は、その技術の復権と、世界の付加価値市場での日本酒のプレゼンスを高める事を目的にしています。 日本ウイスキーの第一人者・輿水精一協会顧問によって、「熟成日本酒が山崎蒸溜所のウイスキー樽でどう変化していくのか?」という疑問に答える形で限定企画酒は誕生しました。

実際の発表会の様子(動画)はこちらで確認できます。或いは、以下画像をクリックしてください。

【「刻の奏」80万円(税抜)4本セット】協会7蔵の厳選された長期熟成酒を、貯蔵温度別に輿水精一氏がブレンド。山崎蒸溜所で使用されたウイスキー樽で樽後熟させたお酒を含む、今回限りの4種類4本セットは世界120セット限定。

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http://www.hoteresonline.com/articles/10901

刻SAKE協会 代表理事の増田徳兵衛氏ご挨拶

刻SAKE常任理事上野伸弘氏

総額、なんと!800,000円(税別)の特別ブレンド樽後熟「刻の奏」

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http://www.hoteresonline.com/articles/10901

SAKE協会顧問 輿水 精一氏

実際に試飲しながら、それぞれの熟成酒の特徴を分かりやすく説明

パネルディスカッションの様子

記者発表会の会場で「刻の奏」のテイスティングをさせて頂きましたが、貯蔵温度、樽の違い、「刻(とき)が奏でる調和」の飲み比べはとても奥深く、複雑味、口に含んだ時のテクスチャーは感動的でした。このインパクト抜群のお酒をきっかけに、より多くの人に日本酒の魅力を知ってもらいたいですね。お寿司や和食のみならず、実は色々な食事との柔軟な組み合わせが可能な日本酒。日本酒がワインのように世界中で愛されることを願っています。

【特別ブレンド樽後熟「刻の奏」4本セット商品概要】
発売時期:2022 年 4月予定
価格:800,000 円 消費税別(720ml ×4 本、常温保存 2 酒・低温保存 2 酒の 2 箱)
限定数:世界限定120 セット
アルコール度:18 度前後予定
ブレンド比率:非公開
ラベル:輿水直筆「刻の奏」

輿水 精一 刻SAKE協会顧問
一日に200種類以上もの原酒をテイスティングし、世界的 なコンペティションでトロフィーを受賞した「響30年」 (1997年)をはじめ、「山崎50年」「山崎35年」など、 様々なサントリーウイスキーの開発に携わる。サント リー名誉チーフブレンダー。2015年「Hall of Fame」受賞。 日本人初の”ウイスキー殿堂入り”。日本酒の熟成価値 を創造する刻SAKE協会顧問。

一般社団法人 刻SAKE協会 協会概要
古酒・熟成酒に日本酒の未来を描く日本酒蔵元が集まり、刻SAKE協会を設立。世界に誇 れる日本酒を価値化していくため、時間軸を用い高付加価値の基準つくり、ブランド化を目 指す。既存の流通体制や価格帯を見直し、新たな市場開拓へ活動する。 同協会の代表理事を務めるのは、㈱増田德兵衞商店 代表取締役でもある増田 德兵衞氏。 同協会 常任理事には、長期熟成日本酒BAR「酒茶論」オーナーの上野 伸弘氏。同協会 顧問 は、弁護士 日本労働弁護団 名誉会長の山本 博氏、サントリースピリッツ㈱ 名誉チーフブ レンダーの輿水 精一氏、日本ソムリエ協会 会長の田崎 真也氏の3名が務める。
(一社) 刻SAKE協会 公式HP:https://tokisake.or.jp/